設備紹介 超伝導量子干渉型磁束計 SQUID

管理情報
製品名 | : | Quantum Design社 | MPMS-XL7 |
管理部門 | : | 基盤研究設備部門 | 分析・計測機器室 |
管理責任者 | : | 石田尚行 | 基盤理工学専攻 |
装置概要
- 極めて感度の高い磁束計である.
- 磁性試料によって発生する微小磁場は,超伝導体のジョセフソン効果を応用したSQUID素子で検出される.
- 磁性物質の静磁化率,磁化曲線,磁場中冷却磁化,ゼロ磁場冷却磁化,残留磁化の温度変化測定,および超伝導体試料のマイスナー効果(完全反磁性)の測定が主な使用目的である.
- 磁性試料に光照射することによる磁化率の変化を測定することができる.
- 単結晶の磁気異方性測定による磁化容易軸の決定も可能である.
- 磁束計としてではなく,直流電気伝導度(ゼロ磁場および印加磁場下),ホール効果の測定も可能である.
- 測定温度範囲は1.8K~800Kと広く,磁場も7テスラまで試料にかけられる.
- 測定プロセスを前もってプログラムで入力しておくことにより,測定をすべて自動的に行なうことができる.

←装置の全景
↓装置の心臓部であるSQUID素子の拡大写真

実際の素子は,縦5 mm,横4 mm程度の大きさである.
測定例
