設備紹介 ヘリウム液化システム
管理情報
製品名 | : | 小池酸素工業(株) | |
管理部門 | : | 低温部門 | 低温室 |
管理責任者 | : | 山口浩一 | 先進理工学専攻 |
担当者 | : | 小林利章 | 研究設備センター |
装置概要
- 有機物質などの化合物材料に関する極低温光物性の研究を行い,あわせて液体ヘリウム,
液体窒素を学内に供給することを目的とする.
- ヘリウム液化システムは
- (1)ヘリウム液化設備及び液体ヘリウム貯蔵設備
- (2)ヘリウムガス回収・貯蔵設備
- (3)液化窒素ガス貯蔵設備
の3システムから構成されている.
- ヘリウムガスはほぼ全量を輸入に頼っている貴重な天然資源であるので,極力回収し,
回収したヘリウムガスを精製して液化を行い再利用している.液化機は純度80%の回収ガスでも精製し,液化する能力を備えている.
液化窒素ガスは学内に供給されるほか液化機の予冷にも使用される.
寒剤として液体ヘリウムを用いた低温実験の研究テーマ
- 低温室が供給した液体ヘリウムを使用して,本学及び東京農工大学では、
量子効果による新機能発現や高感度化を利用したデバイスやセンサーなどの量子素子の開発、その基礎となる量子現象の研究、
さらに素子材料の開発に繋がる物性研究と多岐にわたる研究が行われている。
いずれの研究テーマも、情報通信分野の発展への貢献が強く期待されるものである。
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